子育て中でもプロとして
新たな経験が積める場所
PROFILE
Y.Tさん
ソーシャルワーカー(相談員)
2021年12月入社
前職で療養病棟の相談員として勤務後、現在は地域医療連携室副主任として活躍中。
子育て中でもプロとして新たな経験が積める場所
転職当時はまだ子どもが小さく、家庭との両立も考えて自宅から近い病院を探していました。その中でも「急性期の患者さんに携わりたい」「新しいことを学びたい」という希望があったので、ケアミックスでいろいろな患者さんがいらっしゃるこちらへの転職を決めました。
現在は、ソーシャルワーカーとして患者さんの入退院に関する支援・相談業務が主な仕事です。ベッドコントロール(病床の振り分け)も行っています。
実際に転職してみると、勤務時間や立地の他、上司や周囲の理解により家庭との両立がしやすい環境でした。子どもの具合が急に悪くなったときも、業務の引き継ぎを快く引き受けていただけたのが、ありがたかったです。今では副主任として他のスタッフの状況も見る立場となり、同じように柔軟な対応ができるように心がけています。
スタッフが一丸となって患者さんの入院を支える
入院時までに患者さんに関して気を付けるべき点などの情報をキャッチできたら、事前に病棟に共有します。たとえば、「この患者さんは家族がいなくて、一人暮らしも厳しかった」などの情報を把握しておくことで、退院時などに支援が必要になった場合に役立つこともあり、細かな内容でも見逃すことはできません。
こうした連携のため、他の部署との密なやり取りが不可欠です。普段からなるべく電話だけでなく、直接会って話すことを意識しています。スタッフはリハビリや看護など、職種や立場ごとに視点が異なるため、そういった部分も意識しながらコミュニケーションを取るようにしていますね。
また、患者さんの紹介元となる病院や紹介先の施設、大学病院や介護老人保健施設など、地域の連携機関に対しても、季節ごとのご挨拶に伺い、顔が見えるような関係性を築けるよう努めています。
細やかな対応により多角的に貢献できるやりがい
過去には、入院中に患者さんの情報を深掘りできなかったことで、問題が生じたこともあります。いざ退院というときに、「入院費用が支払えない」ということが判明し、退院が延びてしまったんです。そういったことを自分から言えない患者さんもいらっしゃるので、そこをきちんとキャッチするために面談や日常の中での些細なことも聞き逃さないように、より意識するようになりました。
逆に、私たちの働きかけや支援によって、患者さんの大変だった問題が解決できると、やりがいを感じます。より良い状態で自宅に帰れるようになったり、入院期間が長引かずに済んだり…といった結果に結びついたときには、喜びもひとしおです。最近では制度上の在院日数などの規制も厳しく、入院期間の調整により病院の経営面においても貢献できる場面が増えています。
もちろん、時にはプレッシャーもありますが、この仕事を通じて、病院にも患者さんにもプラスになって、私たちソーシャルワーカーにとっても、やりがいが得られる「三方よし」をこれからも実現していきたいですね。
認め合える仲間がいて、私生活も大切にできる環境がある
スタッフにもいろいろな方がいるので、時には意見が対立してしまうことがあります。それでも、様々な観点で意見を出し合って、課題を解決できることも少なくありません。意見を遠慮なく出し合えて、その違いもお互いに認め合える。そんな職場だと思います。
仕事中は考えが凝り固まって、「この方法しかない」と思いがちですが、ここでは「こういうふうにしたらどう?」と、周囲のスタッフが異なる視点から意見をくれるフラットさがあります。
また、仕事だけではなく、自分の家族や友人など身近な人が困ったときに医療や病院に関する知識を役立てられるのもこの仕事の良いところ。そして、大坪会には私生活とのバランスを重視している方にとっての働きやすさも整っているので、「家族との時間や趣味も大事にしたい」という方は、ぜひ飛び込んでみてください。